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2008年3月

2008.03.31

VOL.678 失われた希望の地に響く声音

 こんにちは、武中です。

 ぼくの財布のひもを木っ端微塵にしてくれた、とある書店のおねーさん。しかし、いつのころか姿を見ることがなくなり、地上からは希望が失われて久しい今日このごろです。
 とはいえ、本を読むことはぼくに残されたわずかな楽しみのひとつ。地上から希望は失われても、それが書店に行かなくなる理由にはなりゃしません。
 ぼくは新刊コーナー、文庫本コーナー、ラノベコーナー、コミックコーナーを周回し、「狼と香辛料」を手に取りレジに向かいました。

「いらっしゃいませ」

 この聴覚皮質に直接響くような声音…、釘宮! いや、もちろんただのバイトなのですが、そのあまりにも特殊な音域を駆使するこの新手のスタンド使いは、発声するたびにレジ周辺を異空間へと導きます。
 これが、そういう土地のそういう店ならそういうこともあるよねと思ったりもします。しかし、ここはそんな特殊なニーズを満たすがために、存在しているわけではありません。
 なんでもない普通の街の、なんでもない普通の書店で、いかにも書店でバイトしそうな地味な感じの女の子が釘宮風だったりするわけです。ふっ、やれやれ。この世界も、まんざら捨てたもんではありませんね。
 どうやらぼくは、もう少しこの世界に残らなければならないようです。

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2008.03.26

VOL.677 完全と言う名の醜さ

 こんにちは、武中です。

 最近、時間だけが猛烈な勢いで過ぎてゆき、とりたててユカイなこともない日々です。これじゃあ、いけない。もう少し豊かな人生をぼくは送りたい、そう思うのです。
 というわけで、ブログ「遠き山に日は落ちて・・・」に書いてあった「たりないものうらない」をやってみました。


武中さんに たりないもの を100人に聞いてみました。

睡眠 (30人)

汁 (13人)

足首 (12人)

みそ (9人)

ゆとり (9人)

おしり (8人)

神経 (7人)

給料 (5人)

引き出し (4人)

心拍数 (3人)


 睡眠、うん激しく足りないです。少し、死にかけてますから。

 汁、汁、汁? そもそも汁が足りている状態というのもよくわかりません。

 足首、いや、いらないです、これ以上。

 みそ、これは最近買いましたから、足りてます。

 ゆとり、ないです。いっぱい、いっぱいです。

 おしり、いや、いらないです、これ以上。

 神経、足りてないってのは、ひどく屈辱的なことをいわれているような気がします。

 給料、うん、お金は慢性的に足りてないです。

 引き出し、うん、足りないです。底の浅い人間ですから。

 心拍数、これは足りてます。ぼくは、時折異常なほどの心拍数を刻むぜ血液のビート。


 このうらないをやったbubiさんは、あたっている部分もだいぶあったようですが、なんていうか汁とか、足首とか、おしりとかどう補えというのですか。それともぼくの完全体ってのは、足首とかおしりとかが無数にあり、汁をしたたらせている状態をいうのでしょうか。
 って、ふざけるな。あんまりぼくを怒らせないほうがいい。完全体になりますよ。

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2008.03.20

VOL.676 夜の列車に花咲く数式

 こんにちは、武中です。

 ここのところずっと片足を尸魂界につっこみがちな日常を送っておりまして、ひさしく更新してませんでした。ちなみに、その状況はまだ続いており、そろそろ旅立っちゃおうかな、てへ、っていう心境です。
 さて、そんなある日のこと。いつもどおり、幽鬼のようにフラフラと最終電車に乗ると、頭の中にお花畑が100エーカーは広がっていそうなジャップのカップルがいてはりました。
 ふたりはこんな時間にも関らず、元気一杯。ちなみにぼくは、生きてるだけで精一杯。なんか、ラップっぽいね。というよりは、売れない漫談家のよう。
 閑話休題。そんなわけで、そやつらは必要以上に大きな声でお話に夢中です。聞きたくもないのに、その内容が頭に入ってきます。

「オレ、ヤバイくらい人にカネ貸していんだよね」
「マジ?」
「ザメンホフ(仮名)に10万、チョッチ(仮名)に14万、ギルモア(仮名)に1万」
「へぇー」
「36万だぜ、ヤバクね?」

 ヤバイのは、あなたの計算能力だと思います。

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