03:りょうり

2007.03.06

VOL.569 おからキーマカレー

  こんにちは、武中"マジックタッチ"ワタルです。

 さまざまな味が渾然一体となって生まれる、香り高く味わい深い魅惑の料理。カレーとは、料理の究極であり、宇宙の真理のひとつだと思うのです。
 とまあ、そんなわけで今回ご紹介する料理は、おからでつくるキーマカレー。ヘルシーさを求める女性にもぴったりですが、ぼくにぴったりの女性はどこにいるのでしょうか。
 閑話休題。では、つくりかたです。

 <材料>
 カレー 適量
 おから 適量

 1 カレーをつくる
 2 おからをいれる
 3 よくまぜる
 4 できあがり

 なんですか、その「またか、この手抜き野郎」といいたげな表情は。大丈夫、これだけわかれば十分です。君は、やれば出来る子だからさ。
 …まあ、いいです。一応、ポイントをあげますと、具はみじん切りのほうがいいです。それから、スパイスもよく聞かせたほうがいいです。あと、カレーの水分とおからのバランスがすべてであり、もっとも難しいポイントですが、そんなもんは気合でカバーしてください。
 コーラ入りのすき焼きレシピを紹介する「すな部」にしては、比較的まともなメニュー。でも、誕生したのはほんの偶然です。たまたま、八百屋でおからが安くて、買ったのはいいんですけど、すでにカレーをつくっていたので、出来心でつい「おから in カレー」を決行。
 瞬く間に水分を吸ってしまい「えらいこっちゃ」とあわてながら、焦がさないようにぐるこん、ぐるこんと攪拌し続けたらなんかキーマカレーっぽくなりました。まさに、台所の錬金術師。
 その食感はおからを使っているためソフトではありますが、なんとなくキーマカレーっぽい雰囲気。意図してはいませんでしたがうまいからいいや、ということで今日に至ります。
 なお、写真を掲載しようと思いましたが、ケータイのデジカメ機能が壊れたので載せられません。味もさることながら、その天才的盛り付けセンスも皆様に見せ付けたかったのですが、実に残念です。

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2007.02.19

VOL.562 SUNA-COLA

 こんにちは、武中善晴です。

 前回、コーラを使った米国風すき焼き「KUROFUNE -黒船-」をつくりましたが、今回はそこで重要な役割を果たしたアレ、コーラでも作ってみますかね。なお、材料、行程はよくわからないので、断片的な情報を勘と勇気で乗り切ることにします。
 まず、コーラの甘みである砂糖を用意。うちにはザラメしかなかったので、溶けやすいようにすり鉢で粉末状にします。これをグラスにいれます。量は、適当…じゃなくて、適量です。そこにバニラエッセンスをたらし、ライム、レモン、オレンジの果汁を適…量いれます。それから、カラメルも。
 続いて、シナモンパウダー、コリアンダーパウダー、クエン酸、ちんぴ、棗を混ぜ合わせたものを珈琲のフィルターへ。そこに、炭酸を注ぎ込みます。
070125_230329_m そして、できたのが写真のもの。いわゆる、コーラというものと比べると、かなり色が薄く、気の抜けたビールのようです。なお、今回はカフェインが手に入らなかったので、カフェインレスコーラとなりました。
 では、テイスティングです。…はぅっ! なんか薬っぽいニオイが。これは、コリアンダーとシナモンがちょっと多すぎたかな? そういえば、コーラが誕生したのは薬局っていってましたが、なるほどこれは納得できます。なんか漢方っぽいニオイで、体によさそうな感じです。
 でも、あれ、味は、案外悪くない。ちょっと酸味はきついけど、これはこれで。イメージするコーラと同じとはいえませんが、コーラの遠縁くらいの味はします。
 クエン酸や柑橘系をもう少し抑え、砂糖やカラメルの分量を増やせばそれなりの味になりそうな気配。
 でもね、手間と精度を考えたら、コーラは買って飲むが一番。あえて自作する必要はないような気がします。

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2007.02.16

VOL.561 米国風すき焼き

 こんにちは、武中善晴です。

 先日、農水省が「海外日本食レストラン認定」を行うと発表されました。非常に排他的なニオイのするこの取り組みに、海外からの評判はよろしくなく、また、国内においても大多数のコンセンサスを得られているとは言いがたい状況です。
 日本料理の正しい姿を伝えるなら、「俺様が認めたもの以外は、クズだ」というような制度ではなく、すばらしい日本料理をだすお店を評価するシステム。たとえば、「和食ミシュラン」みたいなかたちで、「否定するシステム」ではなく、「評価するシステム」であれば反応も違ったのではないでしょうか。
 また、日本料理の正しい姿を伝えたいのならば、正しい日本料理を出す国内料理店の海外進出を支援するといった方策だってあるはず。日本を離れればいかなる文化も変化するのは当たり前。この策が上策とは思えません。
 評価基準のひとつに「日本産の食材を使うこと」みたいな文言もありましたから、農水省としては国内産食材の輸出増加を狙っているのかもしれませんが、だとしたら「正しい日本食を伝える」という大義名分はあくまで建前。一番、日本食に失礼なのは農水省ということになります。というわけで、お上が日本食とは認めない非国民料理でもつくることにします。

 今回は、日本を代表する料理「すき焼き」を、ちょっとアメリカっぽくしてみます。その名も、米国風すき焼き「KUROFUNE -黒船-」です。こりゃあ大戦中なら、憲兵にしょっぴかれかねませんな。
 ぼくは、東京生まれのしてーぼーいなので、作り方は割り下を入れる関東風です。まず、肉ですが、本来なら米国産といきたいのですが、あの国の牛肉政策には憤りを強く感じるので豪州産。しかし、成型肉をチョイスすることで、どの部位が使われているかわからないドキドキ感がちょっと米国産牛肉を彷彿させます。
 この謎の成型牛肉を牛脂を引いた鉄鍋で焼きます。両面に焼き色がついたら、割り下を投入。もちろん、ここで普通の割り下を入れたら農水省に認定されてしまうので、そんな愚考はおかしません。
 内容は、コーラ3:酒1:みりん1:しょうゆ:0.3。やっぱり、アメリカといえば、コーラです。味にコクを出すため、コーラはもちろんノーマルタイプがおすすめ。さらに、通常なら昆布だしを使うこところに、今回はコンソメを使用しています。
 もうね、割り下がすごいことになっています。なんといいましょうか、魔女の鍋? 漆黒の液体がブクブクといってる様は、さすがのぼくも少しだけ引きます。このインパクト、まさに黒船。
 「アハン? ニッポンノ侍、腰抜ケデスネ」というペリーのにやけ顔が脳裏に浮かびます。なめるな毛唐! 日本男児の生き様、とくと見よ!
 ジュワーという音ともに、鉄鍋が阿鼻叫喚の図に。そこへ、やけくそといわんばかりに、パプリカやオニオンなどを投入。時代遅れの鎖国主義者どもからすれば、これをすき焼きと呼ぶのは噴飯モノでしょうが、しゃらくせぇ。これぞ、日本の夜明けぜよ。
 機は熟せり。ぼくは、おもむろに箸を伸ばします。ここで、普通のすき焼きなら生卵を使うのでしょうが、今回はアメリカっぽさにこだわっているため、ケチャップとマスタードで食べます。なんかもう、次元の違う世界に突入している気もしますが、得てして天才の見る風景とはそんなものです。
 チェストー! 気合一閃、ぼくはそいつを口に放り込みます。…うん? うまいぞ、これ。予想以上に。
 もっと薬品臭くなるかと思ったら、そんなことはなくまろやかな口当たり。ケチャップの酸味とマスタードの辛味が実にいい仕事をしています。正直、失敗を覚悟して作ったんですけどね。
 農水省のおかげで、新しい日本料理(未承認)を開発できました。ありがとうございました。






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2007.02.15

VOL.560 オコカツ

 こんにちは、武中善晴です。

 「すなぶのクッキング」、第二回の今日は肉みたいな食感が楽しめる、低カロリー食品「おからこんにゃく」を使ってみましょう。
 パッケージには、唐揚げをおすすめしていましたが、そのまま同じメニューを作るというのも芸がないのでカツにしてみます。まずは、湯に通してアクと臭みをとります。その後、食べやすいサイズにカットし、衣をつけます。
 基本的におからとこんにゃくのキメラですから、食感は肉でも味は淡白であることが予想されます。唐揚げを推奨するのも、そのあたりに理由があるような気がします。そこで、塩とこしょうでおからこんにゃくに下味をつけ、通常の衣にバジルとローストガーリックで風味付け。かっこよくいえば、おからこんにゃくの香草カツレツ風、みたいな感じ。
 衣をつけたら、いよいよ油の中に投下。ここまできてあれなんですけど、油物って片付けも面倒だし、何よりも作っている最中に気化する油によって食欲が減退するんですよねぇ。
 そんな後悔の念を抱きながらしばらくすると衣がキツネ色になりますので、さっと取り上げます。見た目は、まんまトンカツです。
 さて、試食です。っていうか、夕食です。まずは、一口。うーん、食感も肉といえば肉、かなぁ。
 ジューシーさは、ないです。それでは、ソースをかけてみましょう。うん?  味しない。あれ、半年前に賞味期限切れてますよ。ま、死にやしないでしょう。
 続いて醤油。うーん、今ひとつ。揚げ時間もいくつかばらしてみましたが、どれもなんともいえないでき。特にまずくはないのですが…。後日、改めて今度はカツ丼風にしてみましたが、やっぱり微妙。でも、未来を描くSFに出てくる合成肉ってこんな感じかなと思いました。
 なかなか皆様にすてきなレシピを紹介できませんが、ぼくはちゃんと料理できる人ですからね。悪いのは、荒みきった世の中の方です。食いたいものも作れないこんな世の中じゃ、ポイズン。

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2007.01.12

VOL.541 すなぶのクッキング

 こんにちは、武中善晴です。

 今日からはじまりました、新コーナー「すなぶのクッキング」。尊敬すべき土井善晴先生は故土井勝先生の「おふくろの味」の継承者ですが、ぼくは「ひとりみの味」というものを紹介していきます。
 ちなみに、「ひとりみの味」は基本的に一代の奥義です。継承すべき人がいないから、そういう味になりますので。
 では、気を取り直して。記念すべき第一回は、おいものサラダです。一般的には、ポテトサラダでしょうが、ここで普通にやっても面白くありません。そこで、今回は里芋で作ることにしました。
 まず、里芋をよく洗い、皮をむきます。里芋はすべりやすいので、手を切らないように気をつけてください。
 次に火を通すわけですが、このとき電子レンジを使うと便利。向いた里芋をラップでくるんで、電子レンジへ。そして、スイッチを…。うん? つきませんね。
 オーブンとか他の機能は反応するのですが、電子レンジのボタンだけが反応しません。こんなときはあれですね。押してだめなら、刺してみろ。きっとボタン部分がへこんでるわけですから、引っ張り出せばいいのです。ピノ子、オペの準備だ。
 というわけで、電子レンジにナイフをつきたてのですが、ええ、事態は悪化しましたよ。他のボタンもまったく反応しなくなりました。どうやら、傷つけてはいけない何かを傷つけたようです。ドンマイ、ドンマイ。
 そうです。美味しいものを作るときは、楽をしてはいけません。電子レンジなんてもってのほかですね。というわけで、中華なべとせいろを用意し、里芋を蒸すことにしました。ああ、めんどくさい。
 里芋4個をせいろにきれいに並べ、蒸すこと20分くらいで蒸しあがり。里芋を取り出したらボールにいれ、熱い内に調味料とあわせます。
 今回は里芋の特徴を活かし、和風仕上げにしてみましょう。マヨネーズ適量に、味噌適量。そこへ、鰹節とゴマを入れて風味と食感をプラス。さらに、隠し味にゆずこしょうを少々。そして、あえます。
 結論からいいますと、こちらの予想とはまったく違うものができあがりました。里芋はしっかり混ぜてしまうと、カンタンにペースト状になってしまいます。サラダというよりは、ソースですねこれ。ドンマイ、ドンマイ。
 それでは、次回も「すなぶのクッキング」をお楽しみに。

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